Tetrad Dissection System(四分子解析ワークステーション):MSM400
何の装置?
MSM400 は、コンピュータ制御の電動ステージを装備した顕微鏡プラットフォームで、酵母、カビ、胞子等の解析及びドキュメンテーションに用いられます。省スペースサイズでどんな実験室にも設置可能で多様なユーザーに対応し、四分子解析、寿命の研究、スクリーニングなど迅速に解析を行いストアしておくことができます。
何をする装置?
MSM400は、ユーザーが設定したグリッドに沿って迅速且つ容易に四分子及び細胞の解析を行えるようにする装置です。
顕微鏡は細胞の設置位置を自動的に記憶しボタン一つで細胞の位置に戻ることができます。細胞は、デジタルカメラで撮影され、その過程の自動化を簡単にプログラム化できます。
どんな動きをするの?
特別に開発されたモータ-ドライブステージと目的に合わせて設計され組み込まれたマイクロマニピュレータはそれぞれ手を楽な位置に置いた状態で操作されます。片方の手でステージジョイスティックを、残りの手でマイクロマニピュレータを操作します。ユーザーは、接眼鏡で観察しながらでも或いはスクリーン上のビデオイメージを見ながらでも解析を行うことができます。両イメージは同時に(切換えなしで)見ることが可能で、MSM400のイメージングと写真撮影機能は、エイジング(老化)とスクリーニングプロトコルを強化する機能を果たしております。見やすい大型のスクリーンディスプレイが標準装備されております。
何に使えるの?
- 出芽酵母(Servisiae) 、分裂酵母(Pombe)、その他の子嚢胞子生成種の子嚢胞子ディセクション
- 直交格子のポイントへの細胞の迅速移動と記録
- イメージキャプチャ、保存とエキスポート
- エイジングプロトコル、 母/娘細胞分裂の研究と記録
- スクリーニングプロトコル、 関心のあるコロニーや細胞の再訪と記録
- アガーディッシュからガラススライドへの細胞の移植
どんなプレートが使えるの?
標準の90mm径ペトリディッシュ(四分子解析に最も使われる)、矩形 SBSディメンジョンのプレート、及びガラススライド(スライドホルダーを用いて)が使えます。
仕様
Footprint: L:56cm x W:74cm
Height: 56cm (64 w/camera)
Weight: 30kg
Power: 110 > 240V AC
"スクリーンは、ライフセーバーとも云えるもので、ティーチングプロセスのスピードアップに不可欠"
Dr. Andrew Seeber,
FMI, Switzerland